現在、各メディアが国の公式発表(NITE:独立行政法人製品評価技術基盤機構)の内容と異なる報道を行っています。
新型コロナウイルスに対する有効性が確認できており、安価に入手ができる次亜塩素酸水をあたかも効果がなく危険なものとして取り扱い混乱が生じています。
今回のNITEの発表は「効かない」ことを証明した発表ではありません。
次亜塩素酸水には様々な生成方法があり、塩素濃度やpHの値もそれぞれです。そのために「次亜塩素酸水」は新型コロナウイルスに有効であると一括りで判断できないという発表です。
有効性が確認できない=効かないと勝手な解釈と誤解が生じています。
新型コロナウイルスへの有効性について
5.28 NITEにて次亜塩素酸水(電解水:pH5.0、有効塩素濃度49ppm)にて20秒で99.9%、1分で99.99%のウイルス減少が確認されており、非常に有効であることが証明されています。また、電解以外の方法で生成された次亜塩素酸水であっても、pHとppmの数字が同等であれば効果は同等であるとされています。
※電解以外での生成方法で作られた次亜塩素酸水については現在検証を行っており、6月中旬頃開催予定の委員会で報告があるとのことです。
6.3 北海道大学にて新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の有効性が確認されました。
<一部抜粋>
次亜塩素酸水(pH5.5、有効塩素濃度40ppm、電気分解方式による)の新型コロナウイルスに対する不活化に関する実証実験
ー第二弾ー
前回の強酸性次亜塩素酸水に引き続き、新型コロナウイルスに対する強力な不活化効果があることが実証された。
強酸性(pH2.7未満)だけでなく微酸性(pH5.5)の次亜塩素酸水が新型コロナウイルスに対して有効と判断されたことの意義は非常に大きい。
加湿器やスプレーでの噴霧の危険性について
国が注意喚起を呼びかけているのは『次亜塩素酸ナトリウム』の噴霧についてです。
次亜塩素酸ナトリウムの希釈液は次亜塩素酸水と全く別物です。
非常に人体に有害なので直接人体に触れたり吸引しないでください。
CELA水は50ppm pH6.5±0.05で生成したものを用いて安全性試験を行い、目・皮膚・吸引に対して無刺激、無害であることを確認しています。
危険な次亜塩素酸水の見分け方
新型コロナウイルスの流行拡大に乗じて次亜塩素酸水を謳う商品が大量に出回りました。
安全性が確認されていない商品も数多くあるので、正しい理解で商品を選び、正しく使用しましょう。
・塩素濃度が100ppmを超える
・pHの表記がない、安定しない(±の振れ幅が大きい)
・製造元の明記がない
・実際にその商品を使用した安全性試験が行われていない
食品添加物を原料としているという根拠だけで製品が安全と謳っている商品があります。人体に安全とはいえない液性(pH)や塩素濃度(ppm)の製品もあります。
最終の製品の状態のものを実際に使用した安全性試験を行った製品でなければ正しく安全とはいえません。
人体に安全で、保存性のある次亜塩素酸水を選びましょう。
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